個人事業主が失敗しない秘訣とフランチャイズを選ぶ利点とは?

独立開業にはゼロから自分で創業する方法と、フランチャイズや代理店で独立する方法の2通りがあります。個人創業の個人事業主にはどんな仕事があり、失敗しないには何に気をつければいいのでしょうか。その準備から開業まで、フランチャイズ開業と比較したメリットとデメリットを紹介します。

個人事業主とは?どんな仕事がある?

個人事業主は、小規模で店舗運営したり、自分のスキルを生かしたりとさまざまな仕事のケースがあります。
ゼロから自分で創業する場合、最初から法人化することもできれば、フリーランスや業務委託の個人事業主として起業することもできます。フランチャイズや代理店で独立する場合も、最初から法人化することもあれば、個人事業主ではじめるケースもあります。一般的には、個人事業主からスタートする方が多いです。
ゼロから個人で創業する場合の具体的な職業と、そのメリットとデメリットにはどんなものがあるのでしょうか。

個人創業の個人事業主の具体的な職業

クリエイティブ系

各種デザイナー、カラーコーディネーター、ラッピングコーディネーターなど。ある程度のスキルとセンス、そして知識が必要となります。

教育系

塾講師、着物着付け師、英語教室(講師)、陶芸教室、手芸教室などの教室は、自分の趣味や特技をいかせます。自宅で開業すれば、初期費用を大幅におさえられます。

飲食系

カフェ、バー、パン屋など。飲食店の開業には、最低限必要な資格があります。どのような飲食系の店舗を開くにも「衛生、調理」の研修を受け、認定してもらう必要があります。自治体によって異なるので確認が必要です。また、保健所や消防署などに届けをだす必要があります。内容は業種により異なります。

士業

行政書士、税理士、社会保険労務士など。士業は専門性の高い職業で、国家資格や民間資格を含め様々な資格があります。独立開業している士業は、国家資格保有者がほとんどです。

メリット・デメリット

メリットは、スキルを生かして好きな仕事で自分のペースで働けることや、時間に縛られないこと、営業方法に独自性が出せること、自分の判断が優先できることなどが挙げられます。
デメリットは、事業がうまくいかなければ売り上げは0、負債や事業運営に関する全責任は自分自身にあります。そのため、起業や選択した事業が未経験で、フランチャイズも代理店も利用せずに独立するのは危険です。

個人創業の個人事業主に向くのはどんな人?失敗する人の特徴

個人創業の場合、成功する人と失敗する人の違いとは何でしょうか?

個人創業の個人事業主に向きの人

  • 前向きである

積極性があり挑戦を恐れない人。失敗しても経験から学ぶことが出来、同じ失敗を何度も繰り返さない人。

  • 強みになるスキルやキャリアがある

独立する分野での知識と経験があり、強みとなる技術があることが大切。

  • 営業力がある

自分で営業し、価格交渉から受注までできる営業力、交渉力が必要。

  • 自己管理ができる

タイムマネジメントから体調管理、資金管理まで、自己や運営面での管理がきちんとできる人。

  • 自分の仕事を愛している

状況により、休みなく毎日朝から深夜まで働く場合もあります。自分の仕事を愛していれば、休みなく働いても苦にならないでしょう。

  • 孤独に耐えられる

会社に勤めているときのように、悩みを聞いてくれる同僚や相談する上司はいません。悪いことが重なっても、折れずに1人で対処できる精神力がないと難しいでしょう。

個人創業の個人事業主に失敗する人の特徴

  • 経営を学ぼうとしない

経営を学ばず、収支管理ができなければ利益を出して経営を続けることが難しいでしょう。

  • Noが言えない

個人で受けられる仕事のキャパシティを超えたり、仕事があればいいと不利な条件でも仕事を受けたりすると、結局はマイナスになります。

  • 自己管理ができない

サラリーマンと違い自由な分、自己管理ができないのは致命的。1人で仕事をしている場合、病気になればその間に売上はゼロであることを意識できないと継続出来ないでしょう。

  • 新しい技術や知識を学ばない

自分の職域のトレンドや時代の流れを理解していないと競合に負けてしまう可能性があります。

  • 何でも自分でやろうとする

すべて自分でやろうとするのではなく、不得意なことや重要でないことは人に任せることも大切。

  • 安易な考えで独立する

勤めている会社の仕事が嫌だから、個人事業主は楽で自由そうだからと、無計画に甘い考えで独立すると失敗します。

開業の準備~開業まで

個人でゼロから個人事業を創業する場合の準備から開業までを紹介します。

情報収集と業種選択

まず始めに、仕事内容と生活規模を具体的に考え、明確なキャリアビジョンを描きます。次に、スキル取得や環境整備、人脈づくりのために必要なものをリサーチします。仕事により、資格が必要な場合や、届け出がいるものもあるので早めの確認が必要です。

開業資金の確保

基本は自己資金で、業種によりますが3ヵ月~半年程度の仕事にかかる経費と生活費を賄えるお金を用意します。自己資金以外の資金調達は、日本政策金融公庫の新創業融資制度や自治体が窓口になっている制度融資などを利用するとよいでしょう。

退職

勤めている会社に退職を伝えます。
退職したら忘れずに、健康保険と国民年金の手続きをします。個人事業主になると、健康保険は健康保険組合の健康保険から、国民健康保険に、年金は厚生年金から国民年金になります。どちらも資格喪失手続きは勤務先が行いますが、加入手続きは自分で行う必要があります。

開業届を出す

屋号が必要な場合は、屋号を先に決めます。個人事業主は、法人とは違い法務局への登記の必要はありません。一般的には、開業届と青色申告承認申請書を税務署に開業後1ヵ月以内に提出しますが、自治体によって異なるため事前に確認しておく必要があります。

個人創業の個人事業主と比較!フランチャイズでの開業

個人創業の個人事業主と、フランチャイズ創業の個人事業主を比較したメリットとデメリットにはどんなものがあるでしょうか?

ロイヤリティや加盟金などの支払い

個人創業では、利益が出たら全てを自分の売り上げにできますが、フランチャイズではロイヤリティを支払わなくてはいけません。フランチャイズは開業の際、加盟金など本部へ支払う費用がかかりますが、同じ事業を個人で立ち上げるよりも早く、クオリティの高いものをつくりあげることができます。

経営ノウハウ活用の有無

個人創業では、失敗を重ねながら自分で経営ノウハウを掴む必要があります。フランチャイズなら、本部から経営ノウハウの提供を受けながら事業運営ができます。ただし、経営は本部の方針に従う必要があり完全に自由とはならない場合が多いです。比較的自由に経営を任せている場合もあるため、どの程度自由に経営が行えるかは、選択したフランチャイズ先によります。

法人との取引がしやすい

個人創業は社会的な信用度が低いととらえられる場合があり、取引を敬遠する法人もあります。フランチャイズなら、本部の看板とブランド力をバックに、法人とも取引がしやすくなります。

未経験でもOK

個人創業は、未経験の事業では開業が難しく、開業しても失敗する確率が高くなります。フランチャイズでは、本部のサポートがあるため、未経験でも開業のチャンスがあります。

研修サポートの充実

個人創業は、自分で意識して新しいスキルを取得したり、事業運営に関する情報を収集したりする必要があります。フランチャイズでは、自分でリサーチしなくても事業運営に必要な研修や講習会が充実しています。

スーパーバイザーに相談できる

フランチャイズのスーパーバイザーは、加盟店オーナーに本部の意志を伝え、悩みの相談にのり適切な指導をします。フランチャイズではスーパーバイザーに相談することができます。

まとめ

個人創業の個人事業主の仕事には、フランチャイズでもできるものもあります。

フランチャイズでの創業は個人事業主として独立することであり、自分の夢を成功に導きやすい選択肢のひとつといえます。フランチャイズで創業すると様々なサポートを受けられるなど、多くのメリットがあります。ただし、後に独立するには、制約があることもあります。正しい知識を身に着けたうえで、自分自身のキャリアをどのように積んでいくべきか検討し、決定することが大切です。