独立の資金はフランチャイズと独自でゼロから開業でちがう?負担少なく事業を開始しよう

脱サラをして独立をしようとした場合、独自開業をするかフランチャイズに参加するか迷う人も多いでしょう。それぞれに一長一短はありますが、やはり気になるのは独立にかかる資金です。業種や独立の方法によっても大きく異なりますが、一般的にはどちらの方の負担が少なくなるのでしょうか。ここでは独立に際しての重要なポイントとなる、フランチャイズと独自開業の資金について解説していきます。

独立に必要な資金の相場とその内容

開業費用の相場

独立をして開業するには何をおいても資金が必要になります。

日本政策金融公庫総合研究所が行った「2018年度新規開業実態調査」によると、開業費用の平均値は1,062万円となっています。

そのうち、もっとも割合が大きいのは「500万円未満」の37.4%、次いで「500万~1,000万円未満」の31.0%です。
開業業種の割合は「サービス業」がもっとも多く25.1%です。また、全業種の開業時の平均従業者数は3.4人です。ひと口にサービス業といっても分野が多岐にわたるため、施設・設備費、仕入れに加え、どの程度の人件費が必要となるのかは提供するサービス内容によって大きく変わってきます。

開業形態によって必要資金が大きく異なる

必要となる資金額は、開業の形態によっても異なります。例えば、士業などで個人開業する場合でも、自宅以外にオフィスを持つかどうかでスタート時にかかる資金は相当に違ってくるでしょう。
販売系の開業の場合では、ネット販売や宅配方式、店舗開業といった種類が考えられます。どの方法を選択するのかによって、同じ小売業を開始するのでも大きな違いが生じます。

同様に飲食系では店舗を構えるのか、キッチンカーなどを利用するのかで100万円単位の差が出ると考えられます。

また法人として会社を設立するのであれば、手続きにかかる金額も考慮する必要があります。

店舗を構えると費用が大幅アップ

どのような職種でも、店舗を構えるとなると開業資金の負担が大幅にアップします。
飲食店やコンビニなど、どうしても店舗が必要となる業種では、機材・内装工事・従業員雇用、材料仕入れなどで1,300万~2,000万円必要となる場合もあります。
居抜き物件を使うときでも、水回りなどの補修が必要となれば、想定以上の費用負担が発生するということもあるでしょう。一度店を開けてしまえば、来店売上の有無にかかわらず家賃や光熱費などのランニングコストが発生します。

さらにどの形態でも同じですが、軌道に乗るまでの生活費を準備しておく必要があります。

開業資金を考えるときには、そうした付帯的な部分まで及んだ検討が求められます。

フランチャイズと独自開業の独立資金の違い

フランチャイズオーナーで独立する際の資金

フランチャイズオーナーとして独立する場合、資金はどのくらいになるのでしょうか。

資金の面からいえば本部が店舗を用意してくれる方が負担は少なくて済みますが、自由裁量にかかる条件なども併せて検討することが大切です。

また、フランチャイズの代表的なコンビニ・飲食関連はどうしても初期費用が膨大になるため、フランチャイズには大きな資金が必要だと思われがちです。しかし、現在フランチャイズにもさまざまな業種があり、提供される商品やサービス内容によって大きく異なるという点にも注意しなければなりません。

フランチャイズの事業内容によっては、100万円以下の資金ではじめられるというものも少なくありません。

また、フランチャイズ本部で立替制度を持っている企業もあるため、資金面で不安がある場合にはそうした制度をもつ本部を探してみるというのもひとつの手段です。

独自でゼロから開業するとき必要となる資金

それではフランチャイズではなく、まったくゼロから自分一人で開業する場合にはどの程度の資金が必要となるのでしょうか。

これも業種や店舗の有無、事業規模によって大きく異なります。

一般的にいわれている目安としては、レストランなどの飲食店で100万円~1,500万円、カフェ・喫茶店で100万円~1,000万円、美容院で500万円~3,000万円程度です。

士業やコンサルタントなど、個人の資格で開業する場合では30万円~1,000万円と事業規模によって大きく開きが出てきます。

前出の「2018年度新規開業実態調査」によると、資金の調達先は「金融機関等からの借入」と「自己資金」が89.8%を占めています。そのうち金融機関からの借入は平均859万円、自己資金額は平均292万円です。

また、事業内容によっては、補助金や助成金を活用する方法も考えられます。また最近では、クラウドファンディングを利用して資金集めをする人も増えてきているようです。

いずれの場合でも自力での行動が必要となり、また融資を受ける際の個人信用が大きなポイントといえます。

 

フランチャイズを選ぶ資金面でのメリット

資金面でフランチャイズを選択するメリットには、以下のようなものがあります。

  • 初期費用を想定しやすい
  • 業種によりロイヤリティを選択できる
  • 本部から融資に関するサポートを受けられる
  • 融資のハードルが下がる可能性がある
  • 資金回収のめどを立てやすい

フランチャイズでの開業に資金が必要ないということではありませんが、開業ノウハウが提示されるため、初期費用を想定しやすく、思いがけない出費が発生しにくいというメリットがあります。

本部企業によっては融資のサポート体制を整備していたり、またゼロからの開業と比べて金融機関からの融資のハードルが下げられたりする可能性もあります。
フランチャイズ契約にはロイヤリティが求められますが、チェーンごとに金額や条件が異なるので、納得できる企業を選ぶ自由があります。

経験豊富な本部のアドバイスがあれば、資金回収までのめども立てやすくなるでしょう。

何よりも相談場所があることでゼロから一人で準備するよりも、お金に関する精神面の不安が軽減できるといえるのではないでしょうか。

まとめ

フランチャイズは加盟金などがかかり初期投資が高くなると思われがちですが、ゼロから独自開業するのに比べ、開業までの準備期間を大幅に短縮できるうえに、最初に何を揃えればよいかというノウハウがあります。そのため、結果的に独自開業でゼロからスタートするのに比べて、無駄が少なく初期投資が抑えられる傾向があります。

例えば、蕎麦屋で修業を積んだ方が蕎麦屋を始めるなら、独自開業がよいでしょうが、サラリーマンから全くの異業種で独自開業する場合、フランチャイズの加盟金などがもったいないと思って独自開業すると後悔するケースが多いようです。

トータルリペアであれば、最初は小さな事業から開始することもでき、最小限の負担で抑えられます。本部のサポートを受けながら事業展開ができるので、資金回収についての不安も軽減されます。独立の資金面についてお悩みであれば、ご一考されてはいかがでしょうか。

 

参考: